
谷口典央 個展「漂う跡 / Floating marks」2023.10.27-11.25
谷口典央 個展 漂う跡 / Floating marks 2023年10月27日(金) – 11月25日(土) Open 13:00-19:00 Close sun / mon 10月27日(金)、28(土)は作家が在廊しております。 ※10月28日(土)は、Art Collaboration Kyoto Night Outに参加の為、21時まで開廊しています。 ※10月29日(日)は、Art Collaboration Kyoto開催に合わせ13:00-18:00にて開廊いたします。 このたび、CANDYBAR Galleryでは3回目となる谷口典央の個展を行います。 谷口は、油絵や版画、木の板を彫り描いていく版木の作品など様々な技法にて、過去・未来・時間をテーマとして、谷口独自の物語を描いています。 2021年の個展では、タイトルを「新しい惑星を歩く」とし、“ある者”が地球に似た新しい惑星を発見し、探索をして見つけた生き物や植物などの記録をテーマとした作品を発表しました。 本展覧会では、版木作品を中心とし壁面全体を1つの画面と捉え、谷口の物語に登場する生き物や植物、物語を指し示すかのような存在の幾何学模様などを描いた作品を、物語を巡るかのように配置されています。 本展覧会の中心となる版木作品は、木目を活かした色彩の版木から、ここ数年は油性絵具を用いて、木に染み込ませるように描く作品を多く制作しています。より色彩の深みを増した版木からは、谷口が彫刻刀で彫った線の跡が、描くイメージを取り巻く空気の流れのように生まれてきます。そこに漂う空気の流れは作家自身がその場所を漂った跡であり、本展覧会の変化し続ける静かな惑星の記録でもあります。